第2日目 (6/28) 今日は、フランクフルトを発って、ローテンブルク泊まり。
朝5:00に起き、荷造りをして6:00朝食。バイキング方式故、牛乳、ジュース、チーズ、腸詰め、諸々のパンケーキ、好きなものをお皿一杯とって好きなだけ食べ、更にリンゴ二個をポケットに入れ、8:00 トランクを運び込み専用バスで出発。90kmを2時間かけてドイツ最古の大学のあるハイデルベルクまで。
沿道の風景は、黄褐色に輝く麦と牧草が森と一体となっての素晴らしい眺めが続く。
- フランクフルトからハイデルベルクへ(沿道風景)
- フランクフルトからハイデルベルクへ(沿道風景)
- ネッカー川沿いのハイデルベルクの市街地
- ネッカー川沿いのハイデルベルクの市街地
ネッカー川とそれに架かる橋が見え、山の中腹には古いれんが色のお城が見えてくる。 ハイデルベルクの旧市街地に着く。
- ハイデルベルクには多くの国から観光客が訪れている(城の麓の広場)。
- 市営のケーブルカーの登山駅
ケーブルカー乗り場に歩いて行き集合、5分でお城のある高台に到着。沢山の観光客が集まっている。それらに混じってハイデルベルク城に入る。この城は廃墟である。
- 廃墟となっているハイデルベルク城の城内
- ハイデルベルク城内。多くの観光客が集まっている。
城は、13世紀頃創建され、何度か増改築を繰り返したため様々な建築様式が見られるという。16世紀に入り、ルターの宗教改革に端を発し、1618年からの30年戦争とその後のフランス軍の侵攻により徹底的に破壊され、現在も廃墟がそのまま残され、歴史を語る美しい古城である。
- ハイデルベルク城の展望台。
- 展望台から望むハイデルベルク旧市街(聖ペーター教会と大学街)
- 展望台から望むハイデルベルク旧市街(聖霊教会と赤いれんがの旧市街)
- 展望台から望む旧市街とネッカー川
城の展望台から見ると、却下に拡がる旧市街は絵のように美しい、どっしりとした森と赤いレンガの建物、教会、市庁舎、大学、ネッカー川に架かるカール・テオドール橋・・・。いつまで見ていても見飽きない光景である。後ろ髪引かれる思いで再びケーブルカーで山を降りる。
- 城の麓の旧市街地
- 市庁舎とマルクト広場
- 新旧校舎の接合したハイデルベルク大学
- 城の麓の旧市街地
- 旧市街地(市庁舎の鐘楼)
- カールテオドール候の像と橋の門(ネッカー川)
旧市街を歩いて観光し、ネッカー川に架かる橋を渡り、橋の上からの素晴らしい風景を堪能する。昼食は、ハイデルブルク大学近くのレストランでジャガイモと鶏のささみのフライ。
- ネッカー川に架かるカール・テオドール橋の門
- ネッカー川の周辺の風景
- ネッカー川の周辺の風景(カールテオドール像の台座)
- ネッカー川の周辺の風景
- ネッカー川の周辺の風景
- 山腹に立つ「ハイデルベルク城」
午後は再びバスに乗り込み、170km、約2時間で、ローテンブルクに到着する。
- ハイデルベルクからローテンベルクへ(沿道風景)
- ハイデルベルクからロ-テンベルクへ(沿道風景)
- ローテンベルクの外壁の門シュピタールバスタイ(まちで最強の防壁)
- 最強の防壁シュピタール門の内側入り口
城門を2つくぐり抜け旧市街の市庁舎、マルクト広場、ブルク公園を見て歩く。自由行動は、妻と「城壁ウォーキング」に参加する。
- ローテンベルクの内側城門(ジーバー塔)
- ローテンベルクの内側城門(マルクス塔)
- 市街地を取り囲む城壁と内部(中央がガルゲン門の塔)
- 市街地を取り囲む城壁(奥がレーダー門の塔)
- 城壁の回廊の内部
- 城壁の回廊内部
- 市街地を取り囲む城壁
- 市街地を取り囲む城壁
- 城壁の回廊と内部の市街地
- 城壁の内部の市街地(中央ガルゲン門の塔)
- 城壁の回廊から望む内部市街地
- 城壁の回廊から望む内部市街地
レーダー門から登り城壁約1キロの行程は、1時間もかかり、疲れて最後に付いて何とか踏破。クリンゲン門で地上に降り休憩地を求め、聖ヤコブ教会に入る。内部では音楽祭が催されており、巨大なドーム内でのパイプオルガンの澄んだ音を聞きながら約1時間、椅子でゆっくりと休むことが出来た。
- 聖ヤコブ教会の全貌
- 聖ヤコブ教会の12使徒祭壇とステンドグラス
- 聖ヤコブ教会内でパイプオルガンを聴きながら 休憩する
教会入り口のローテンブルク市のミニチュア像の前で記念写真を撮ってもらう。
- 聖ヤコブ教会の内陣の彫刻
- 聖ヤコブ教会前の聖像と記念撮影
- 宿泊したホテルの鉄看板(プレーンラインに面する)
それから内側の城門「ジーバー塔」近くのホテルに帰り、ドイツ特有のソーセージの夕食をとり、待望の1日が終わった。
今回の旅行目的は、いくつかあるが、その1つがこのローテンベルクの城壁を妻と巡ることであった。これも無事に果たすことができた。
追記
S52年、同僚と2人で、海外研修でハイデルベルクを訪れた時、ネッカー川のほとりで19世紀の浪漫詩人 ルードイッヒ・ウーラントの詩「渡し場にて」を読んだことを想い出した。その詩は
いく年まえか この川を いち度わたった ことがある
堰はいまも 水よどみ お城は夕日に 照りはえる
この小舟には あのときは わたしと二人の つれがいた
お父さんにも にた友と のぞみの燃えた 若いのと
ひとりは静かに はたらいて 人に知られず 世を去った
もうひとりのは いさましく いくさの庭に 散華した
しあわせだった そのむかし しのべば死の手に うばわれた
やさしい友の 亡いあとの さびしい想いが 胸にしむ
だが、友と友、むすぶのは たましい同志の ふれあいだ
あの時むすんだ たましいの きずながなんで 解けようぞ
渡し賃だよ 船頭さん 三人分を とってくれ
わたしと一緒に ふたありの みたまも川を 越えたのだ
この詩を口ずさむと、今でも何やら熱いものがこみ上げてくる。
ではまた!!