季節は巡る。  再び道民の森へ‼  コロナのトンネルを抜けると 明るいお花畑が拡がった。

雪解け水の辺のエゾノリュウキンカ(道民の森神居尻地区5/7)

大型連休中の5/4(緑の日)、北大植物園が一般公開となり、園内をゆっくりを探索した。シラネアオイが赤紫の大きな花を咲かせ、池には白い小さなミツガシワが咲き、園路には真っ白なウワミズザクラが満開、そこにウグイスの初音を聞いた。

 5/6 WHOがコロナ緊急事態終了を宣言。これで殆どの国がコロナ禍前の暮らしに戻ることが出来、開放感が拡がった。

 5/7  連休最終日(日)、「道民の森」ボランティアに出かけた。途中、当別の農家の庭先には、赤みの濃いエゾヤマザクラやサトザクラが目につく。

 雪融け水で満杯となった「当別ダム」からは、豊かな水が滔々と流れ落ちていた。

 「道民の森」の主峰「神居尻山(947m)」は残雪がカスケート状をなし、その背後遠くには、一際高く銀色に輝く天塩岳(1,558m)、旭岳(2,291m)が望める。

 青山ダムを過ぎトンネルを過ぎると、道路脇には所々に残雪が見られた。

 予定通りに総合案内所につく、B登山口には駐車も多く、登山客でにぎわっていた。

  「鳥の池」散策コース周辺の「お花畑」の光景に目を見張った。

 雪融け水の流れる小川沿いにはエゾノリュウキンカが咲き、その周辺には、純白なキクザキイチゲの小群落が丁度残雪と競うように配備され、その間をエゾエンゴサク、タチツボスミレ、カタクリ、ニリンソウ、キバナイカリソウなどが埋め、サンカヨウ、シラネアオイなども散在する。

 これは、将に百花繚乱のお花畑である。この楽園に次々に訪れる客を、Oさんと交互に案内し、写真を撮る。

 周囲には、この花々を巡って、春先の小型のアゲハチョウが乱舞する。

 明るく暖かでのどかな春の1日があわただしく過ぎゆく。

 平成2年の開園以来、毎年通ってきたが、5月の連休中にこんなに多くの山野草が一斉に花開いたのは、私の二十余年のボランティア活動の中で初めての出来事である。

 世界中でコロナ感染者7.6億人、死者690万人 。我が国でもコロナ感染者3,400万人、死者7.5万人を引き起こしたこのパンデミックも漸く終焉を迎えた。これからはインフルエンザ並みの流行感染症へと縮小していくという。やっと出口が見えてきた。

 3年間の長いトンネルを抜けると、天国とも見間違う百花繚乱の花の世界に遭遇し、私は、久々に明るく、満ちた気分で帰路についた。

 皆様は如何にお過ごしですか?

 ではまた!!