1970年代のサロベツ原野の草花(2)

利尻富士(1719m)遠望

昭和49年9月20日、利尻・礼文国定公園はサロベツ原野の一部を追加して、利尻・礼文・サロベツ国立公園に昇格した。これに伴い、我が国最大の高層湿原を有するサロベツ原野は ①肥料原料等の泥炭採取 ②酪農規模拡大のため排水施設を伴う草地・放牧地化 ③観光資源としての湿原保全、という同床異夢を満たすべく無惨にも3分割された。
これでは、将来的に③の湿原保全に取り返しのきかない大きな影響が予測されよう。それは次回に報告予定・・・

サロベツ原野と開発